澄んだノイズが影に 溶けてく この場所 河は広く淀んで ねばつき 流れない 歩いている足さえ 見えなくて(Can't you see) 死んでいても 不思議じゃないような 気になってる 現実の隙間 埋めてくれそうなものを あてなく探して 疲れ果てた 天使の骸 全てを与えられた 子供と 言われて 綱を引かれて育つ 家畜の 目は潤む 何に閉じこめられて いるのかも(Can't you see) 殺意は内に向かい 傷つける 自分さえも 逃げ場所を求め 藁にもすがるその手は 常識も法も こだわりなく捨て去り もがく わめいても叫んでも 響かずに(Can't you see) 締めつける力だけ 重くなり 骨も軋む 逃げ場所を求め 藁にもすがるその手は 常識も法も かなぐり捨てて今も もがく 現実の隙間 埋めてくれそうなものを あてなく探して 疲れ果てた 天使の骸 |
この歌は、一部のバカマスコミが一定期間だけ盛んにはやし立てていた「少年ナイフ犯罪」を題材にした歌詞でも書いてやろうかと思って書き始めました。ストレートに「ナイフ」とか「ドラッグ」とかの言葉を使ってヤバ気な歌詞にしてやろうかと思ったんですが、さすがにそれではあまりにベタだと思い直して書き進んだところ、出来上がってみたら別にヤバくもない、少年一般の心情を吐露するような内容になっていたため、タイトルはエヴァ方面の流行語から持って来て『Children』としました。
…あ、誤解のないように言っておきますが、なにも私が現在の少年一般の気持ちを理解しているなどというつもりはなく、単に私が少年だった時の気持ちを書いたに過ぎません。今はもっとヒドイことになっているのかもしれませんね。
レコーディングの過程でかなりメロディに変更があったので最初は驚きましたが、今ではすっかり慣れました。(笑)