【雑文】

『リムーバブルメディアいろいろ』

 もうかなり以前から、いわゆる「大容量リムーバブルメディア」は混沌の時代を迎えている。3.5インチMOの登場からにわかに活気づき、やがて各種のメディアが入り乱れて一時はもはやグッチャグチャという感もあったこの世界も、業界各社が足並みを揃えて製品化するDVDの登場で一応の決着を見るはずだった。しかし、ご存じの通りDVDは諸般の事情で規格としてはほとんど腐ってしまい、今では沢山ある規格の有力な一角であるに過ぎない。
 さて、いったい何が言いたいのかというと、要するに最近続けざまに私のところにいくつかのリムーバブルメディアがやって来たのだ。具体的に言うと、640MB MO、CD-R/RW、zip、そしてついでに音楽用MDである。

 最初にやって来たのは、IomegaのSCSI zipドライブだった。知り合いの方が以前使っていたものなのだが、マシンを新調した際にどうもうまく認識されなくなってしまって、そのまま放っておかれたものらしい。結局その人の新しいマシンには内蔵用zipドライブを入れることになり、以前使っていた外付けドライブは完全に宙に浮くことになってしまい、「良かったら持って行く?」ということになったわけだ。それでホイホイもらって来る方もナニだとは思うが、私は常からあまり遠慮というものをしないように心がけているので、そこは有り難くいただいて来た。
 デスクトップのマシンにつなげるのは結構な仕事になってしまいそうなので、とりあえずPCカードのSCSI経由でノートにつないでみた。ある程度試行錯誤することを覚悟していたのだが、これが実にあっけなくつながってしまった。なんと、ただ差し込んだだけでリムーバブルメディアとして認識され、読み書きも問題なく出来てしまったのだ。正直なところ、拍子抜けという感じだった。しかしこのままではメディアのフォーマットが出来ないので、IomegaのWebサイトから落として来たzip Toolsというソフトをインストールする。このソフトを入れると、マイコンピュータなどの画面でzipドライブのアイコンを右クリックすると出て来るメニューに項目が増え、そこからメディアのフォーマットやライトプロテクトの管理などが出来るようになる。このソフトのインストール作業も全く問題なく済み、動作も正常だった。ラッキー、なのだろうか?
 初めてzipドライブを使ってみてまず感じたのは、意外に読み書きが速いということ。ドライブが安価で見た目もオモチャっぽいことから無意識のうちにバカにしていたのかもしれないが、とにかくこれは少々驚きだった。初期の128MB MOよりは確実に速い。ライトバックキャッシュを搭載した最近のMOドライブには勝てないと思うが、それでも実用十分だと思えた。
 ライトプロテクトをシールやスイッチでなくソフトウェア的に管理するというのは、話に聞いてはいたものの、実際に自分で目にするとやはり少々の違和感がある。メディアにパスワードを埋め込めるというのは用途によってはかなり便利だと思うが、どうしても一抹の不安がつきまとうことも確かだ。実際に使ってみての話をほとんど聞いたことがないので、信頼性に関してどうこう言うことは出来ないけれど…。このこととも関係するが、後で初めて自分でzipの生メディアを買った時には、予め論理フォーマトが済んでいるだけでなく、中にReadmeファイルが置かれていたりすることに、非常に驚いた。それは、私がイメージする「生メディア」というものの概念とはかなりかけ離れたものだったからだ。メディアによってこの辺の考え方が違うというのはそれだけ多様性があって面白いとは思うが、それが生メディアの値段が下がらない原因になっているのだとすれば、全体として見るとやはり合理的とは言えないのじゃないだろうか。

 それから数日後、今度は何の前ぶれもなく、VictorのCD-R/RWドライブXR-S240Wが届いた。まさに明けてビックリという感じだが、種を明かせば懸賞に当選したのだった。以前MacromediaのFlash2Jを買った時に、ユーザー登録葉書を出すついでにキャンペーンの懸賞にも応募しておいたのが、それが見事に当選したらしい。応募したことすら忘れていただけに、これは意外なプレゼントだった。そろそろCD-Rも買ってみたい時期だと思ってはいたし、私としてはホクホクだ。しかし、幸運と悲劇は大抵セットでやって来るように出来ているらしい。
 早速CD-Rドライブを取り出し、せっかくだからと先日のzipドライブと一緒に愛用のデスクトップタワーマシンPC9821Xt13につなげてセットアップすることにした。しかし、今度はトラブル続出でどうしてもうまくつながらない。起動時のSCSIチェックのところでフリーズしてしまうのだ。色々と試してみた結果、結局ここではzipドライブが引っかかっていることが判明し、とりあえずCD-Rドライブだけをつなげてみることにした。これでSCSIチェックでフリーズすることはなくなったが、今度はうまく認識してくれない。内蔵CD-ROMドライブとの兼ね合いなのか、どうしても片方しか認識しなかったり、認識したと思ったらアクセスに行った途端フリーズしたり。ドライバも含めてあれこれといじってみるのだが、何をやってもどこかで不具合が出る。そうこうしているうち、今度はドライバ類を保存してある230MB MOドライブが読めなくなってしまった。いじっているうちにドライバを壊してしまったのかとチェックしてみたが、どうしても異常が見つからない。まさかとは思いつつ確かめてみると、なんとハード的に故障してしまったらしい。zipドライブとCD-Rドライブのセットアップ中に、突然、である。一瞬顔面蒼白になるが、こんなところで「ムンクの叫び」になっていても仕方がない。以前から愛用しているMOにはあらゆるソフトやデータの保存メディアとしてかなり依存していて、使えなくなると非常に、しかも即座に困る。もはや否も応もない。私はzipとCD-Rをそのままにして翌日秋葉原に行き、Logitecの640MB MOドライブLMO-643Fを買って来た。

 さて、私の目の前には動かないマシンと、zip、CD-Rに加え、まだ箱から出していない640MB MOが並ぶことになった。しばし呆然とした後、気合を入れなおしてまた格闘を始める。ケーブルを取り替えたり組み合わせを変えたりIDナンバーを入れ換えたりと、もはやノウハウもへったくれもない総当たり的な実験を繰り返した結果、要するに何をやってもzipドライブは認識出来ないという結論に達した。そもそもこれをタダでもらえた理由がそれだったのだからもう少し早くあきらめても良さそうなものだが、ノートマシンにはあまりにもあっけなくつながったので、何とかなりそうな気がしてしまったのだ。ここでようやくzipドライブはノートマシン専用にするということで、ご退場願った。
 当然というか幸いというか、MOドライブに関しては何の問題もなかった。PC98x1はMOとは相性がいいのだ(Windows95標準のフォーマットプログラムはダメだけど)。CD-Rと一緒に接続しても、キチンと認識される。やれやれである。問題は、CD-Rだ。もはやどこをどういじったのか覚えていないくらいにあれこれと試してみたところ、今度は何とかCD-Rに正常にアクセスすることに成功した。…しかし、内蔵CD-ROMが消えてしまった。これに関しても悪戦苦闘したが、どうしても戻って来てくれない。DOSで起動すると普通にアクセス出来るので、今度はハード的な故障ではない(あってたまるか)。これは結局、Windows95を再インストールするしかないかもしれない、と思わざるを得なかった。世のユーザーはWindows95を数年使っている間に5回や6回の再インストールは当たり前のように行っているようだが、私はこれまでに1回しかしたことがなく、それもトラブルでやむを得ずというわけではなくて、環境を一から再構築したくてそうしたことなのだ。つまりはWindowsを再インストールしなくてはならない状況に追い込まれたことがないということが、私の一つの自慢だった(つまらない自慢だけど)。それが今回こういう事態になったということで、私の気分は暗澹たるものだった。おニューのCD-R/RWドライブの最初の仕事は、現在のHDDの内容をバックアップすることになってしまった。これもトホホである。
 翌日、HDDの内容をバックアップしたことで多少心強くなった私は、システムクラッシュ覚悟であまり動作のはっきりしないレジストリやドライバ類をいじってみることにした。WindowsディレクトリのSYSTEM\IOSUBSYSなんて普段は極力触らないようにしているところだが、このときはエイヤッとドライバを入れ換えたり削除したりしてみた。DLLの類いも上書きしたり削除したりとやりたい放題だ。…で、結果としては、なんとそれで全てがうまく行ってしまったのである。MO、CD-Rに加えて内蔵CD-ROMやPCカードドライブも正常に認識され、アクセス出来るようになった。万歳!
 正直言って何がどういう仕組みでおかしくなっていたのか確実なことは判らないのだけど、どうやら一番のガンはSYSTEM\IOSUBSYSに余計なドライバが入り、元々のドライバを上書きしてしまっていたことらしい。とにかくこれでWindows95の再インストールはしなくて済んだわけで、私のくだらない自慢は今後も続くことになったのだ。やれめでたや。

 これでようやく640MB MOとCD-R/RWの使い心地について言及出来る状況になったわけだ。やれやれである。

 まずMOから行こう。LogitecのLMO-643Fについてまず最初に思ったのは、「メディアが入れにくい!」ということ。外殻からドライブに至るガイドというものが存在しないので、かなりキッチリと真っ直ぐ挿入しないと、途中で引っかかってしまう。私は初めてメディアを挿入するのに、1分くらいかかってしまった。奥まで押し込んだ時のバネの反発もかなり強いし、ちょっとつくりが雑なんじゃないかとすら思えてしまう。こういうことは慣れればどうということもなくなるのだろうと思うが、やはり第一印象というのは大きいのだ。
 読み書きのスピードに関しては、「ああ、また速くなってるな」という程度。私の場合は230MB MOについてもとくにスピードに不満がなかったので、多少速くなってもあまり感動がないのだと思う。ただし、今度は「キャッシュがよく効いてる」という実感が大きくなっている。ドライブ内蔵のキャッシュに加えてWindows95のライトバックキャッシュが相乗効果をあげているのだと思うが、書き込み時のマシンの開放が異様に早いのだ。10MBくらいのファイルのコピーなら数秒で終わってしまう感じである(もちろんその後も実際の書き込みは続いている)。これについては感心することしきりだ。
 640MBのメディアはセクタサイズが違うため、イジェクト時に専用ソフトを使う必要があって少々うっとおしいが、これもホットキーに登録して常時イジェクトにはこれを使うようにしておけば、あまり気にならない。むしろドライブのイジェクトボタンに手を伸ばすよりもスマートな気もして来る。この辺はまあ、そう思っておいた方が幸せ、というレベルのことだとは思うけど。(笑)

 CD-Rを使ってみて思ったのは、自分はCDのことをなんにも知らないんだな、ということ。ISO9660にしろセッションの概念にしろ、CDのフォーマットの種類にしろ、とにかく「何となく」知ってはいてもちゃんと理解していないことばかりだったということを思い知らされた。だって、とにかくどうしていいのかわかんないんだもの。「Joliet」という言葉は聞いたことすらなかった。そういえばロングファイルネームで書き込まれたCD-ROMを見かけるようになってはいるけど、とくに疑問にも思わなかったなあ、と、自分で驚いてしまった。何事も、「読む」と「書く」では大違い、ということだろうか。
 そんなこんなで今度はマニュアルと格闘し、CD-Rに関してはどうにかおおよそのところを理解して大体使えるようになった。ドライブに付属していたのはEasy-CD Pro95/NT 2.0というソフトだが、これはシンプルでなかなか使いやすい。設定を自動化するウィザードは中途半端で余計な感じがするが、それはまあ使わなければいいというだけのことだ。
 この他に、VictorのWebサイトから落として来たCD-RW Extensionsというソフトも使ってみた。これはファイル単位でCD-R/RWに書き込みが出来るというもので、そうして書き込んだメディアも通常のマルチセッションCDとして読み出せるのがエライ。用途によっては非常に便利に使えると思うが、大量に書き込みをする場合に非常に時間がかかるという欠点もあり、今はとりあえず使っていない。
 内蔵CD-ROMドライブが音楽データの読み取りに対応していないため、音楽CDを複製するためには一度HDDにデータを保存しなくてはならない。私は現在仲間と一緒に自主制作CDを作っていることもあり、このために今度は大容量のHDDが欲しくなって来ている。もらい物が重なって手放しでラッキーかと思いきや、結局どこかに金がかかるように出来ているらしい。困ったものだ。

 音楽用MDに関しては、だいぶ以前から買おう買おうと思いつつなかなか手が出せなかったもので、それがいくつかのキッカケが重なって、この度めでたく購入となった。そのキッカケの一つは、パソコンにつなげて制御出来るMDデッキ、SONY MDS-PC1の登場である。音楽用MDでは曲名やアルバム名をメディアに記録出来るが、これをテンキーやもっと少ないボタンで入力するのは非常にかったるい作業だ。また、曲順の入れ換えなどもメディアの特性としてはワンタッチで出来るのだが、やはり通常のデッキでの操作性には難がある。こういうことをパソコンのキーボード(とマウス)で出来れば効率的だ。…というより、せっかくパソコンがあるのにその横でポタンをプチプチ押して文字を入れるなどということがあってはイカン!と私は思うのだ。もちろんその思いの半分以上は怠け心から来るもので、全然威張れることではないのだけど、MDデッキの操作がパソコンで出来たら非常に便利かつ効率的であることは誰の目にも明らかだ。そして、それを実現するデッキが高価だったら躊躇もするが、はっきり言って「安い」のだからもう止まらない。私はオーディオの音質にこだわる方ではない(というかそもそも音質の違いが判らない)し、それもMDのようなデジタル機器ならチープな製品でもそこそこの性能が出るだろうという安心感がある。そんなわけで、SONYのMDデッキが私の手許にやって来たわけである。
 外観はやはりというか何というか、小さく、軽く、そしてチープだ。デザインに多少の高級感があるのでかなり救われているが、それでもオモチャっぽい感じは否めない。とくに、手に持った時の軽さはストロー級である。しかし、もともと私はそのつもりで買っているのだし、この手のチープ感にはCDプレイヤーなどで慣れていることもあって、あまり驚きは感じなかった。昔ながらのオーディオマニアは嫌な顔をするだろうなあ、と思うくらいのものだ。
 パソコンと接続した時の操作感は…と書きたいところだが、実はまだ試していなかったりする。ゆっくりとMDの編集作業をしている時間がないということもあるが、それよりも部屋の片付けがなかなか終わらずにキチンと配線が出来ないということの方が大きい。そんなわけで、せっかくのMDS-PC1が現状では単なるMDデッキとして活躍している。近いうちに何とかしたいとは思っているので、パソコンによる編集機能が実稼働状態になったら、それについてまた改めて書きたいと考えている。

 さて、リムーバブルドライブが来たからには、生メディアを手に入れなくてはならない。私は改めて、生メディアを買いに秋葉原に出向いた。
 まず、今まで最も縁のなかったzipメディアを見てみることにする。一体1枚いくらするものなのか、私はまったく知らないのだ。いくつかの店を見てみたところ、なんと大体1枚1,500円以上している。一番安いものでも1,280円だ。これは、想像していたよりもかなり高かった。230MBのMOメディアが1枚700円で買えてしまうのだから、容量対コストは4倍にもなる。これではなかなかメジャーな存在になれなくても無理はないと思ってしまう。とりあえず、平均的な価格の一流ブランド品を2枚買った。少々セコイ買い方だが、私のzipはノートマシン専用で、しかもあまり用途のはっきりしない立場になってしまっているのだ。まずは「試し」程度ということにしておきたい。
 次に、640MB MO。1枚1,500円ほど。これは迷わず5枚買う。
 音楽用MDは、1枚250円ほどだった。これも5枚買う。せっかくだからとケース付きのものを選んだ。
 さて、問題はCD-Rである。CD-Rは非常にデリケートなメディアで、メーカーや製品によって品質のばらつきも大きく、更にはドライブとメディアの相性も微妙だと聞いている。実際に見てみると、メディアの売価もかなり幅があるようだ。同じメーカーでも製品によって値段が違ったりする。驚いたのは、記録面が金色をしているメディアは現在希少価値が出ているようで、プレミアム価格として他のメディアの5倍以上の値段で売られていたりすることだ。この「ゴールドメディア」が性能面で優位性があるのか、それとも単にマニア心をくすぐっているだけなのかは結局判らなかった。これから少しずつ情報収集していく必要がありそうだ。とりあえず最初は、各種メディアで個人的にかなり高い信頼感を持っているTDKブランドのものを10枚、2,100円ほどで買った。zipの高さに驚いた直後でもあり、非常に安く感じた。その勢いでCD-RWメディアも物色したのだが、これは1枚1,900円くらいする。やはり「試し」ということで、TDKのものを2枚買ってみた。
 ここでふと気がつくと、「CD-Rメディア相性お試しセット」というのを売っている店があった。要するに各社のメディアを1枚ずつ4枚セットにして800円で売っているというだけなのだが、これはちょっとソソられてしまう。内容の違うセットが2種類あったのだが、私は3Mやkodakの入っているセットを買ってみることにした。
 さて、賢明な読者は既にお気づきだと思うけれど、この時点で私の荷物はかなりズッシリと、そして大きくなっている。その中身を見ると各種の生メディアがゴッチャリという感じで押し込まれている。考えてみれば、使った金額も結構なものだ。しばらく袋の中身を眺めて呆然としてしまった私の気持ちが、わかっていただけるだろうか。実は、この雑文を書こうと思い立ったのは、この時だったのだ。

 最後に話が思いっきり冒頭に戻るが、先頃ようやくコンシューマ向けのDVD-RAMドライブが発売されたらしい。まだ全くの品薄状態ということで私の周りでも手に入れたという話を聞いたことがないが、個人的にDVD-RAMにはかなり注目するようになった。「各メーカーが足並みを揃えての統一規格」という夢は既に崩れ去っていて、DVDを待っていれば全てOKという状況でなくなっていることは明らかだが、今度は単純に大容量リムーバブルメディアの一つとして、有望視出来るようになったと私は考えている。何と言っても、生メディアの価格が安いというのがポイントである。両面5.2GBで4,000円ほどで、これは現状でも十分MOなどと競合出来る。発売直後でこれなのだから、今後値段が下がってくれば容量対コストではダントツになるかもしれない。ドライブの価格も他のメディアと比べてとくに高くはないし、総合的なコストパフォーマンスの良さと、HDDの内容を一気にバックアップ出来る大容量とで、市場に強力にアピールする可能性があると思う。現状ではまだ製品自体があまり出回っていないので海のものとも山のものともつかないが、これは意外にイケルのじゃないか、という気がして来ている。
 もし本当にDVD-RAMがイケルものだったとしたら…、近いうちにまた一つリムーバブルメディアが手許に増えることになるのだろうか。期待と不安が入り交じるというのは、こういうことかもしれない。…いや、きっと違うなこれは。(笑)

1998/05/14

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