もう、何を思ってこの作品を書いたのかはすっかり忘れてしまいましたが、とにかく非常に苦労して一生懸命書いたことだけは覚えています。今見るとどうということはありませんが、この時はとても長い作品を書き上げたような気がしたものです。その甲斐あってか、MNで「これまでよりもグンと密度の高い作品ですね」というようなコメントをいただいて非常に嬉しかった覚えがあります。
…と、これを書いていたらだんだんと思い出してきました。子供の頃に感じた、ちょっと近所を一人で歩くだけのことが一世一代の大冒険のような気がした感覚を再現したかった、ということだったような気がします。これは、そのうちまた挑戦してみたいテーマですね。しかし、本気で子供を描こうと思うと物凄いエネルギーが必要なので(私だけかなあ?)、果たして次回の挑戦はいつになるのか…。