友人のMasao氏が中心になって結成された自主制作音楽ユニットclavecinのファーストアルバム『clear noise』のジャケット(ブックレット)表紙画像です。
なかなかいい絵柄が浮かばず七転八倒した結果、こういったあまり面白味のないところに落ち着いてしまいました。実際の出力はEPSONのカラープリンタ(PM750C)で行われるということを前提に、「この感じの青を基調にしておけばキレイに見える」という打算の産物でもあります。(笑)
タイトルのフォントは、Masao氏の好みで決まりました。右下の「CLAVECIN RECORDS」のマークも原案はMasao氏です。
これがケース裏の画像。モデルはヴォーカル担当のRitsuko氏。
写真は柔らかく重ね合わせると同時に、本人の希望と私のセンスで各種の修正やエフェクトが加わっています。…あ、もちろん実物も美人ですが。(笑)
モノクロ写真をいじったのは初めてなんですが、カラーの場合よりも出しやすい効果などがかなりあるようで、色々と勉強になりました。やはり、光の表現などには有利なようです。
また、カラープリンタ(のカラーモード)でモノクロ画像を出力すると、単純にモノクロモードで出力するのとはかなり違った独特の出力が得られるというのも、考えてみれば当たり前のことではありますが、私にとっては一つの発見でした。なんでもやってみるものです。(笑)
「disc」のマークは取り込みで何とかなるかと思ったんですが、どうもキレイに出なかったので仕方なくPhotoshopのパスで描きました。パスの扱いはいまだにどうも苦手なんですが、写真をいじることが増えて来てから、多少は慣れたような気もします。
写真の撮影はHiroaki(ikeran)Ikeda氏です。
ついでと言ってはナンですが、これはブックレットの裏表紙に使った画像です。
clavecinのメンバー7人が勢揃いという構図なんですが、実はこの中でホンモノは4人だけで、あとの3人は私がPhotoshopで描き足したものです。
トリックはそれだけではなく、写っていた電柱や電線を消し、木を増殖させ、ノイズを消し、空の色合いを変え…、などとゴタクを並べているより、実際に見比べる方が話が早いですよね。
はい、これが元の写真です。
撮影場所は京都のどこかの公園(おい)、撮影者はDC-2Lのセルフタイマーでした。(笑)
実は、せっかく逆光なんだからと空をオレンジに染めてしまった「夕暮れバージョン」も作ってみたんですが、プリンタで出力するとやはり青の方がキレイに出るようなので没になりました。
『clear noise』は、1998年8月14日、コミックマーケット*54においてどうやら頒布開始することができました。かなり色々と苦労がありましたが、音楽もジャケットやブックレットも(笑)なかなかのモノが出来たような気がしています。『clear noise』についての情報ははclavecinの公式ページにもありますので、興味のある方は見に行ってみてください。
また、私が担当した歌詞については自分なりの紹介とコメントページを用意しています。こちらも興味があればどうぞ。