これは、MNの[ショートショート劇場]において「夢」というテーマで競作するという企画が持ち上がった時に書いた作品です。
ネタにヒネリがあるわけでもなく、インパクトのあるオチがあるわけでもなく、笑えるギャグがあるわけでもない、ただ自分で書くことを楽しんで書いたという、今思うと私にとっては初めての経験となる作品でした。これがなぜかMNで思いの外評判が良かったということもあり、今までとはちょっと違った楽しみが見えたような気がしたものです。プロじゃないんだから自分で書いていて楽しいのが一番、というわけですね。私は個人的に、創作に関してはあまりそういう考え方を好まない方なんですが、この作品を契機に多少変わってきたところはあるのかもしれません。