対「勝ち抜き小説合戦」用「ブンガク路線」作品第二弾…となるはずだったんですが、書いてみたらどうしても1000文字に収まらず、なおかつ内容的にもあんまりブンガクにならなかったので、まあいいか、とそのまま書き流してしまいました。我ながら安易。(笑)
何と言うか、無理に1000文字に収めたりするとまたとんでもなく中途半端な作品になってしまいそうな気がしたのでやめたわけですが、そのまま書いてもやっぱりかなり中途半端な作品になってしまったかもしれません。…まあいいか。(笑)
作品のネタというのは色々なところに転がっているものです。この作品の場合、友人たちと一緒にケーキを食べている時の会話でした。ある友人が食べているのはココアパウダーらしきものがふんだんに使われたチョコレートケーキだったのですが、食べている友人の顔がどうも冴えなかったので、味はどうかときいてみると、こんな答えが返って来ました。
「なんか、妙な具合に気合いが入っちゃった味。」
私も一口食べてみたところ、何やらことさらに苦味とコクを強調したようなチョコレートの味がしました。
「なるほど、中途半端にお高いチョコレートの味だね。」
私がそう言うと、別の友人が
「高いチョコならおいしいんじゃないの?」
と言うので、私は少し考えてから、こう言いました。
「本当に高いチョコじゃなくて、パッケージに『高級』って書いちゃってあるようなチョコレートの味だな。」
最初の友人はそれを聞いて、
「そーそーそーそー!」
と同意してくれました。